歯石除去などの歯のクリーニングは波多野歯科がお手伝いをします。歯磨きだけでは落としきれない歯垢は、放っておくと石灰化して自分では除去できない歯石になるため、定期的な歯石除去が必要なのです。
死亡原因の上位を占めるがんや糖尿病などの生活習慣病を見つけるために、がん検診や特定健診があるように、歯周病や虫歯の進行を防ぐ「歯科健康診査」があることをご存知ですか?口腔内の健康状態の悪化は、糖尿病・心臓病・認知症などの疾患に影響を与えることから、定期的なケアが必要です。
さいたま市が実施している健康診査は、定期的に健診を受けることで市民のみなさんの健康を守ることを目的としています。健康診査には、がんの早期発見を目的とした「がん検診」のほか、歯や身体の健康状態のチェックを行う「歯科健診」「特定健康診査」「介護予防健診」などがあります。
さいたま市では、さいたま市内に住む40歳以上の成人が対象の「歯科健康診査」と「歯磨き指導」を行っています。歯科健康検査には問診のほか、歯・歯肉・舌などの状態や口内清掃の状況を確認する口腔内検査があります。
健診は、さいたま市10区内の200を超える医療機関で受診できるほか、住んでいる区外の医療機関での受診が可能です。ただし、受診には予約が必要な場合があるため、事前に実施日や時間を確認することをおすすめします。
平成24年度にさいたま市が実施した「成人歯科健康診査」では、1万人を超える市民が受診。そのうち、70歳以上の受診者の割合が34.9%と最も高く全体の、逆に最も割合が低いのが50代の16.34%でした。残念ながら、早期発見が必要な働き盛りの世代の受診者が少ない傾向にあるといえます。
年齢 | 受診者の割合 |
---|---|
40~49歳 | 21.6% |
50~59歳 | 16.4% |
60~69歳 | 27.1% |
70歳以上 | 34.9% |
さらに、その診査の結果をみると、なんと8割以上が「要精密検査」を診断されたのです。さらに、歯科的指導を必要とされる人は全体の1割前後で、口腔内が健康な「異常が認められない人」は、どの世代も1割に満たないという驚きの結果が出ました。
健診結果で精密検査が必要と診断された人の内訳をみると、最も多いのが全体の約4割を占める「歯石除去・経過観察」でした。治療の必要がない初期段階のこれらの人たちは、早めの対処で歯肉炎などの歯肉炎への進行を抑えることが可能です。
また全体的には、歯や義歯などの治療を必要とする人の割合が、わずか2割ほどなのに対して、約4人に3人が何らかの歯周病につながる症状が見られるという結果になりました。
歯石は放っておくと歯周病を引き起こすほか、歯肉炎や歯周炎などの歯周病の症状が進むと、歯を失うことにつながることから、早めの対応が必要。特に、歯周病は痛みなどの自覚症状がないことから、早期発見につなげるためには、定期的な歯科健診の受診が必要とされます。
歯垢が石灰化してガチガチに硬くなった歯石は、できてしまったら自分では除去することはできません。そのため、まずは歯垢を残さないための歯磨きなどのセルフケアが必要です。そして、できてしまった歯石は、歯医者によるプロフェッショナルケアで定期的に除去することで、歯周病を予防するのです。
プロフェッショナルケアでおすすめなのは「かかりつけ医」を見つけることです。歯が痛くなるたびにコロコロと病院を変えていると、初診料や治療費がかさむことから、かかりつけ医に定期的にメンテナンスしてもらうことが、医療費の削減にもつながります。家や職場の近所などの、通院しやすい場所に信頼できる医師を見つけて、まずは一度歯科健診を受けてみましょう。
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